1 事業概要
事業名
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(仮称)新ごみ処理施設整備・運営事業
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建設地
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東京都小平市中島町2番1号
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事業方式
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DBO方式
設計(Design)、建設(Build)、運営(Operate)を一括して発注する方式です
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施設概要
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ストーカ式焼却炉
236t/日(118t/日×2炉)
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事業スケジュール
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建設工事
令和2年5月16日から令和10年3月末まで
運営維持管理
令和7年10月から令和28年3月末まで
(本事業では、先に稼働している不燃・粗大ごみ処理施設の運営維持管理についても一括して発注しています。不燃・粗大ごみ処理施設の運営維持管理は、令和4年4月から令和28年3月末まで)
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契約相手
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川崎重工業グループ
代表企業:川崎重工業㈱
構成員:川重環境エンジニアリング㈱、
メタウォーター㈱
協力企業:青木あすなろ建設㈱、㈱前田産業、
西武造園㈱、西武緑化管理㈱、
㈲常盤組、㈱環境システムサービス
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2 施設の特徴
(1) デザインと施設の活用
玉川上水緑道や野火止用水歴史環境保全地域と調和し、圧迫感を低減し、親しみが持てるようなデザインとします。
玉川上水緑道や野火止用水緑道を散歩中に立ち寄れるような自由見学スペースを設けます。
環境学習に活用いただける展示やイベントの計画を充実します。
災害発生時に一時的な避難所として使用できるなど、地域防災に貢献します。
※イメージであり、実際とは異なる場合があります。
(2) 環境への配慮
最新の技術を組み合わせた設備によりごみの処理と排出ガスの処理を行うとともに、騒音、振動及び悪臭の発生防止に十分配慮した、周辺環境に影響を及ぼす恐れのない施設とします。煙突は建物と一体型で敷地中央部に設置し、周辺環境と調和のとれた施設とします。
ごみの焼却により発生した熱エネルギーを効率的に回収して、発電やこもれびの足湯に有効利用します。災害発生時にも安定的な処理を継続できる強靭性を持ち、災害時に発生する廃棄物の処理を行うことができる施設とします。
(3) 事業の進め方
新しいごみ焼却施設は、組合が作成した要求水準書(必要とする機能や性能、環境 への配慮などの主要事項を定めたもの)を基に、解体を含めた、施設の設計(Design/デザイン)と、建設(Build/ビルド)と、運営(Operate/オペレート)を一括して発注しています。
本事業では、既存施設(粗大ごみ処理施設、ごみ焼却施設など)の解体、新しいごみ焼却施設や管理棟などの 設計、建設と、新しいごみ焼却施設の運営維持管理、令和4年4月1日からの不燃・粗大ごみ処理施設の運営維 持管理について一括して発注しています。
このような一括発注方式をDBO方式といい、DBO方式で実施することにより、事業期間全体(令和2年5月16日から令和28年3月31日まで)を通したコストの低減を期待することができます。また、運営維持管理の方針に合った施設の設計・建設を行うことができ、効率的かつ良質な運転管理や点検補修等の運営維持管理の実現が可能になります。
3 スケジュール
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(1) 粗大ごみ処理施設の解体
令和2年7月から、既存の粗大ごみ処理施設の解体を始め、解体した跡地に、仮設の計量棟(ごみ搬入車両などの計量をする設備)や仮設事務所を設けます。
(2) 3号ごみ焼却施設の解体と新しいごみ処理施設の建設
令和3年1月頃から、既存の3号ごみ焼却施設の解体を始め、解体した跡地に、新しいごみ焼却施設を建設します。新しいごみ焼却施設は令和7年10月から運転を始めます。
(3) 4・5号ごみ焼却施設の解体と管理棟の建設
新しいごみ焼却施設が稼働する、令和7年10月から、4・5号ごみ焼却施設の解体を始め、解体した跡地に、管理棟(事務所や見学・展示の施設)を建設します。
管理棟は、令和10年3月末完成予定です。
(4) 施設の稼働
3号ごみ焼却施設は、令和2年12月末まで、4・5号ごみ焼却施設は、令和7年9月末まで稼働します。令和3年1月から、新しいごみ焼却施設ができる令和7年9月末までは、4・5号ごみ焼却施設でごみ処理を行います。この間、補修・点検等で4・5号ごみ焼却施設を停止する期間は3市(小平市、東大和市、武蔵村山市)から出るごみの一部について処理できなくなるため、他の市町村等のごみ処理施設に、可燃ごみの処理の支援をお願いする予定です。
新しいごみ焼却施設ができる令和7年10月から令和28年3月末までの運営維持管理は事業者に委託します。(不燃・粗大ごみ処理施設は、令和4年4月から令和28年3月末まで)
組合は、事業者の運営維持管理計画、運転状況等を確認し、ごみの処理が安定して継続できるよう、業務の実施状況を監視します。皆様からのご意見、ご質問や情報提供は、これまでどおり組合職員が対応いたします。
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